■ 日本名僧辞典(1976.3.5初版)/編者(中尾尭,今井雅晴)/東京堂出版/【函なし】13.5×18.7cm ; 224p
内容
● はしがきより
本書にあげた名僧は、古代から近世に至るまで六十名である。
もちろん、このほかにも名僧として謳われた僧は、数多くあるはずである。
しかしながら、常日頃、人々が話題とする名僧は、とりあげたはずである。
かれらの実伝(史実に基いた伝記)、思想(構築した信仰世界とその位置づけ)、伝説(後世の附与した超越者としてのイメージ)をできるだけ簡潔に叙述した。……
● 一休、一遍、隠元、栄西、叡尊ほか
● カバー表紙より
生死を越える達観、悠然火中に赴く剛胆、修行が生む力。道鏡、文覚、一遍、一休、快川等、日本の僧侶たちの不可思議な魅力。
● もくじ・見出しより
プロローグ 知的アウトサイダーとしての僧侶
1 道鏡‐恋人は女帝
2 西行‐放浪50年、桜のなかの死
3 文覚‐生まれついての反逆児
4 親鸞‐結婚こそ極楽への近道
5 日蓮‐弾圧こそ正しさの証
6 一遍‐捨てよ、捨てよ捨て
7 尊雲(護良親王)‐大僧正から征夷大将軍へ
8 一休‐天下の破戒僧
9 快川‐心頭を滅却すれば火も自ら涼し
10 天海‐超長寿の黒衣の宰相
エピローグ-僧侶と日本人
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